攻略順:魅月→咲弥→エリーゼ→都→香乃梨
お勧め:(魅月)→(咲弥orエリーゼor都)→(香乃梨)
それほど順番は気にする必要はないかと。香乃梨ルートは固定されているので必ず最後です。
あえて挙げるとするなら魅月ルートは最初の方がいいですね。
咲弥、エリーゼ、都ルートは本筋に沿ったルートなので。それぞれでネタバレします。
魅月ルートは公国というよりも魅月中心の話です。
楢岡魅月
主人公の先輩で、過去に飛び級しており学園を卒業(扱い)。研究室を与えられそこで研究。
そして小さな女の子をこよなく愛する淑女。
好き嫌いが分かれるキャラですね。言動と行動が受け付けない人は受け付けないかも。
このルートだけ毛色が少し違います。他のヒロインの場合はヒロインと公国というのに対して
魅月に主軸を置いた感じなので、ある意味普通の学園モノに近ルートになっています。
ウザイ人物との直接対決がメイン。
本腰を入れてからの魅月はカッコよかったです…反面主人公が何の役にも立っていないのが残念。
堤咲弥
人懐っこく、誰とでも仲良くなれ直ぐに馴染む事が出来る子。そして好奇心旺盛な後輩。
天才と称される砥部姉妹、先輩の楢岡魅月の影に隠れがちだが、実力は申し分なし。
(主人公が妹たち(りな・れな)からもらったハイテク機器を改良してくれる子でもある)
主人公をからかったり、一緒に公国について調べたり冒険しているうちに、
距離感が近くなり恋人へ…という展開です。(相棒から恋人へといった感じですね)
主人公の膝の上へ座ってのやり取りがよかった。
恋人どうしになっていく過程も、2人で乗り越えて行った先に…というもので結構良かったですね。
公国関連での主人公も、魅月ルートの主人公に比べればそこまで酷くは…ないかな?
エリーゼ・ローゼンタール
年齢を勘違いしてしまうほどの小柄な少女ではあるが主人公と同学年。
内に秘めた強い意志を持ち、香乃梨を支える騎士でもある。
公国貴族の名誉騎士で加納流剣術の使い手。前作のヒロイン加納佳代子と同門で姉弟子かどうかは不明。
また、同じ匂いがするのか、目線が同じせいなのか?主人公の実妹、れな、りなから警戒感を抱かれず
懐かれている。エリーゼ、れな、りなが揃った絵は何気に見どころの一つだと思う。
シナリオの方は本筋に結構切り込んだシナリオ。
自身の家と香乃梨への忠義、香乃梨の思いへの配慮、自身についてなど
見どころがたくさんあるシナリオでよかった。このルートの主人公が一番まともだった気がします。
全てのルートでエリーゼルートの主人公が見たかった。
波佐見都
主人公の従姉で幼少の頃に一時期、祖父の元で共に暮らし兄妹の様に過ごす。
そのため同い年ではあるが、当時は主人公の事をお兄ちゃんと呼び、現在では兄さんと呼ぶ。
現在では昔のように素直になれず、ついつい毒舌で対応。
典型的な、兄に素直になりたいのになれない妹。
主人公主義のため、公国の王女である香乃梨に関わり巻きこまれない様にと警戒を抱いている。
都ルートの見どころとは、恋人どうしになってからのギャップ。
そこに至るまでのなかなか上手く事が運ばない、都の感情など上手く描かれていたと思います。
主人公へ甘えるところや、1人ベッドで転げまわるシーンとか可愛い。
シナリオ終盤は主人公の生い立ちについてのやり取り。陥れようと企む人物との対決。
結構アッサリ気味だったのが意外。まぁ長々やられても困るし丁度いいのかな。
何かやろうものなら、都と香乃梨に生き地獄を味わわされるでしょう。
都の前世?がサラッと語られるシーン(うろ覚えなので間違っているかも)
主人公とのやり取りで、都自身が黒髪の少女…と前作のヒロインである伊東美琴のことを
指したと思われる呟きがあり、このことから共通世界で美琴の転生体とも取る事が出来る。
たんに妹繋がりってことで深い意味はないでしょうけど。
布志名香乃梨
主人公と同学年で日本人と公国人(王族)との間に生まれたハーフ。
物腰が柔らかく、気さくで礼儀正しく、気品にあふれ、お姫様なのに先頭に立ち、
公国民のために尽力するなどし、国内外から人気の高いお姫様。
幼少の頃に過酷な環境に放り込まれ、その中で本音と建前、顔を使い分ける術を身に付ける。
主人公が最初に出会うヒロイン。
衝撃的な出会かつ、今まで在った事のないタイプを互いに経験し
自分の正体が公国のお姫様と言う事が判った後も、態度を変えることなく接してくれた
主人公に早期の段階で高感度を抱いています。香乃梨の見どころは全力とギャップですね。
事あるごとに色んな顔や態度を、やるからには全力で。を見せてくれて飽きないキャラ。
その反面、自分の恋に関しては万全を期そうとするあまり、遅れを取って悔しがる事も多々。
恋人後は、更に拍車がかかりストレートに態度で示してくれるので、見ていて可愛い。
黒い香乃梨ちゃんの登場回数が多い終盤。
少々強引気味かな。
怒涛の如く明らかになっていく真実(思惑や意図)に、読んでいるこちらは置いてけぼり。
終盤に入る辺りまでは、まぁよかったんですけどね。もう少し時間をかけて丁寧に作り込めば
違っていたかも?時間が足りなかったのかなぁ?という感じがしました。
終盤は黒幕の所に乗り込んで解決。で終わらせ王族と貴族などの主な役職に着いている者を集め、
今後どうしていくか?の話し合いに持って行った方がスッキリしたような気が。
終盤の最後の件は要らないような。
だからと言ってFD(出るなら)で解決に至るまでの経緯は、いいかな。
思うところ
ルートロック
してあるなら最初から告知しておくべきだったと思うんですよね。
(私自身は香乃梨を最後に持っていったので回避できましたが)
これからどうなるか?って時にBADENDとか嫌がらせ。
BADEND、個人的には蛇足とまでは言いませんが不要かな。
特に今回の様なケースはモチベーションが下がり、再びやる気が起こるまで時間がかかると思う。
ロックされていなく、明らかにこっちを選んだらBADというのなら構わないんですけどね。
その場合、興味があれば後日選択。
萩主水
個人的にムカつくキャラ。知ってか知らずか、ワザとかワザとじゃないのか
度々浮かび上がる問題を煽ったりすることも。(ご丁寧に燃料投下してくれる悪友と認識)
共通の山場の問題は明らかに主水の煽りが原因。
黙っていれば鎮火していったものを、煽りという燃料投下で再炎上させる。
(結果的に表面化し事態が解決。という意味では一役買ったといえますが)
正直、男キャラはクリス、光、途中から生徒会長の3人でよかったと思う。
寮内側ですが、賑やかしとしてもセスとシャリー、メイド長がいるし。
主人公
設定が生かされていない。
山育ち+バイト経験豊富。前作の主人公(誠吾・るちえさんライン)の頭脳派から肉体派に代わり
豊富な運動量と、誠吾とまではいかなくとも、経験とそれなりの機転で対峙していくと思ったのですが
実際は猪突猛進の向う見ずで悪い方に考えがち。前作のように主人公無双の方がよかった。
謎の部分
FD(出るなら)で補完してほしいところ。
小鹿田光。1人研究所に行っているとあるが、どこの施設なのか?何の研究なのか?
最後に
大半の方が思われていると思いますが、規模を大きくしすぎたというのがあると思います。
国家間、国内問題や極秘研究など、それ一つで一作品作れそうな題材を3つもやれば
無理が生じて来るかと。どれか一つに絞った方がよかった気がします。
あとは南国ならではのイベントが無かったのが残念。
海でのイベントは香乃梨の事を考えれば警備上仕方がないと割り切れますが、
学内でのプールのベントもないとは…。休日に学内プールを貸し切っての
イベントを入れてほしかった。いや、あるにはあるんですけど。
皆で集まっての水着イベントが見たかった。
FDが出るなら、イベントはプライベートビーチ、学祭、体育祭、修学旅行ぐらいか。
修学旅行の行き先が神那島だったら恋空のキャラとの絡みを、
行き先が東京とかなら祝福の鐘の音のキャラとの絡みを見てみたいですね。
なにもないんだよもん