3年振りのオーガスト作品(パッケージ版として)
長かったですね。出る前はホントに作ってるの?作ってないんじゃない?凍結?等いろいろと言われていましたが、
無事出たので取り合えず一安心。内容の方ですが、結構間が開いていたのですが覚えてるものだなぁと。
(勿論人にもよると思いますが)
やる前は忘れていましたが、読み進めながらそういえばそんな感じだったなぁと。
攻略順:雪花→五十鈴→千波矢→緋彌之命→子柚→睦美→紫乃→エルザ→滸→古杜音→奏海→朱璃
お勧め:特にないです。好きなヒロインの順番で問題ないかと。ただし本編と同様に余談があるヒロインもいるので
余談が出る度に続けて見る事をお勧めします。
■八岐雪花
スリーサイズ:B82(C)/ W59/ H83
・Cute!
CV:三代眞子さん
皇国人でありながら共和国軍に所属し、伊瀬野に攻め入るなど宗仁たちを追い詰めた人物。
皇国に仇なしたことから極刑は免れないと考えられており、本人も一度は生を諦めたが戦後、
古杜音の嘆願により助命される。
憑き物(いろんなもの)が取れてからは穏やかな性格へ。意外と義理堅い性格ですね。
殻に閉じこもる…どこか捨鉢なのは後ろめたさからか。
そんな不安定ながらも主人公と触れている内に、徐々にささくれだっていた心(所々)が丸くなって行き、
いつしか恋を抱くように。最後は本来持っていた相応の性格に。
アレは雪花の想いに引き寄せられ、巫女達が見せた幻ですかね?染まりながらも雪花を救うために。
■閑倉五十鈴
スリーサイズ:B82(C)/W56/H81
・Cute!
CV:桜乃ひよ さん
伊瀬野の神職を統べる役職「管長」に就いている巫女。
極めて真面目で優秀。斎巫女は天京の勅神殿にいることが多いため、皇国最大の神殿がある伊瀬野を取り仕切る。
古杜音とは良いコンビですね。本編でも思いましたが姉(五十鈴)と妹(古杜音)ですねこれは。
妹が連れてきた男を品定め…もとい見極める。意外にもお茶目で妄想好き。
古杜音のために一肌脱ぐ五十鈴がカッコいい。
不器用ながら前に進む主人公と、また同じく不器用な自分を重ね、次第に惹かれていく。
惜しむべくは、最後に2人寄り添っている絵が無かったこと。見たかったことですね。
■椎葉千波矢
スリーサイズ:B89(E)/W59/H86
・Beautiful!
CV:桐谷華さん
緋彌之命が皇国を建国する前より続く歴史ある神職の家系、椎葉家の巫女。
椎葉古杜音の遠い祖先でもある。都衛士が逃走する咎人を捕まえる際に巻き添えとなり、
国を救った英雄ミツルギに助けられた。その縁からミツルギのお付きの巫女となる。
すげー、初っ端から少女漫画の様な出会い方。あと見かけによらずアグレッシブなのは椎葉だからなのか?
後先考えずに突っ込んでくところ、大胆なところとか、お菓子が大好きなところとか。
性質上イチャコラが少ないのが残念ですね。できればあの続きをもう少し見たかった。
2人で城下町の散策とか、買い食いとか、お祭り見物とか見たかったなぁ。
願いがかなった千波矢の笑顔が見れて良かったです。これが一番ですね。本編では悲しい最後でしたから。
■緋彌之命
スリーサイズ:B85(D)/W57/H84
・Delicious!
CV:遥そら さん
宮国朱璃の遙か遠い祖先にして、諸勢力を統合して皇国を作り上げた初代皇帝。
元は一小国の王だったが、類い稀なる呪術の才能とカリスマ性で連合国家の盟主となった。
彼女が《大御神》から賜った『剣』と『鏡』と『勾玉』は、皇国を護る宝具とされる。
なお皇国の国花が桃とされるのは、彼女が殊に桃を愛でたのがその由緒。
唐突に出て来ますね。朱璃との会話が嫁と姑の様で何か面白い。
シナリオの方は…そう来ましたかという感じですね。
最初、いちゃこらして終わるかと思いましたが、意外に内容はしっかりしたものでした。
綺麗なギザの登場には思わず声に出して笑った。
キレイなギザとの会話が違和感ありすぎ。緊張感も何も無い。だからいいのかな。
にしても、もう少しマシな依り代は無かったのか…と思いましたが御利益が期待できるからこれで良いのか。
(選ぶセンスは…まぁここら辺は昔の人ということですね)
最終的に全ての開放ですね。そして緋彌之命の長きに渉る想いが大願成就。にしても罪作りな主人公だ。
余談では、重圧から解き放たれたのか年相応の女の子へ。意外に情報通?
朱璃よりも変わりつつある天京に馴染んでいる気がする。
まさかアノ飲み物が天京で流行っているとは。
■伊那子柚
スリーサイズ:B70(A)/W51/H73
・Angel!
CV:羽鳥いち さん
伊那家は武人としては珍しい隠密の家系で、奉刀会で密偵として活躍している。
戦時中に命を救ってくれた滸を熱烈に慕っており、滸と親密な宗仁に対抗心を燃やしていた。
性格にはやや幼い面もあり、数馬などにはからかわれることも。
狐というよりも小犬と言った感じですね。んー妹ポジでも行けそう。 奏海の定位置が危ないかも?
起床時のやり取り…おぉ可愛い恥じらいがある数少ない?ヒロインだ。
ん〜大切にされるのは嬉しいけど、女の子扱いは嫌。女の子ではなく女性として見てもらい接してほしい。
と、同時に自身が置かれた身の願いも叶えたい…簡単なようで難しい問題。一生懸命乗り越えようとする子柚を応援したくなりますね。
古杜音とも上手く行きそうな感じがする。五十鈴も入れて三姉妹… 滸も入れて四姉妹か。
明るく面倒見のいい長女、滸。真面目で律儀な次女、五十鈴。天神爛漫な三女、古杜音。背伸びしたい年頃の四女、子柚。
余談の子柚は何だか頼もしいですね。一成長を遂げ(相変わらずな部分は有りますが)気迫も増した?
小狐丸を使用した時の子柚が凄く可愛い!
■更科睦美
スリーサイズ:B88(D)/W56/H87
・Delicious!
CV:雨音遊さん
武人社会を支えてきた三祖家の一つ、更科家の現当主。
戦争時は、穏やかな普段の性格からは想像できないほど獅子奮迅の活躍をしたとか。
現在は刀を置いており、奉刀会を脱会して小料理屋『美よし』の女将となっている。
お姉さん的癒し。(オーガスト作品の中では「夜明け前より瑠璃色な」の、穂積さやか以来の当たりお姉さんキャラです)
幼なじみの滸や、快活な朱璃、義妹の奏海、天神爛漫の古杜音、小悪魔チックなエルザとも違う、大人な感じのところが良いですね。
美よしで務める2人が好いですね。将来は主人公が板長かな?
刀によりお互いの絆を深めて行く。最後に皆に囲まれながらの絵が欲しかったなぁ。
余談では普通の恋人どうしですね。睦美自身も等身大の女性で、普通の女性と同じで、してみたい事をする。
怒らせると怖い…。2人でいろんな場所を歩いて回る。主人公のみりん爆弾?には笑いました。
■来嶌・マクスウェル・紫乃
スリーサイズ:B86(D)/W58/H87
・Delicious!
CV:二郷あずさ さん
皇国人の父と、共和国人の母を持つ少女。
仕草は共和国風で口調は中性的。
皇国を代表する財閥の跡取り娘として生まれ、現在は若くして総帥を務めている。
戦前には共和国で過ごしていた時期もあり、その際にエルザと交誼を結んだ。
戦後は難しい立場にあるが、上手く立ち回っている。
光陰矢の如し。目まぐるしく変わる皇国を2人で導いていく。
一番改革が進んでいる?ルートですね。そして改めて紫乃の凄さが分かる。
紫乃との距離を詰めるために、古杜音の意見を素直に受け入れ実行する…実直な主人公だなぁ。
ぐいぐい来る主人公にたじろく紫乃が面白い。物凄く照れ屋ですね。
情熱的な主人公と、照れ屋な紫乃。なかなか良い二人ですね。
余談は…武人とそうでない人との差が出てますね。地道な作業も鍛錬の一つとして捉え事に当たる。
本編でも思いましたが、紫乃ルートは従来通りの学園モノに近いですね。
万事上手くいったのに面白くないと不貞腐れる紫乃が可愛い。
■エルザ・ヴァレンタイン
スリーサイズ:B85(D)/W58/H86
・Delicious!
CV:奏雨さん
共和国総督の娘で、学院の生徒会長。共和国軍人として天京の治安も担う。
皇帝や武人といった特権的身分制度を解体し、皇国に民主主義を導入しようとしている。
父である共和国軍総督ウォーレンのやり方に反発。
皇国を共和国から独立させるため、共和国の駐皇国大使として翡翠帝と手を組む。
真面目で真っ直ぐで正直なエルザ。何気ない仕草、行動の書き分け(と言う程のことでもない?)がされてるんですね。
本編では先が気になり、そこまで注視していませんでしたが、共和国、皇国の登場人物の違いが分かり易く面白い。
(紫乃の場合はナチュラル過ぎて気にも止まらなかった)
冒頭の主人公とのやり取りで感じました。ん〜いたずら?っぽい事を考えている時のエルザはイキイキしてますね。
槙とエルザのよく分からないバトル?に勝ったエルザの勝ち誇りが笑える。
主人公が改めてエルザに想いを告げるシーンが良いですね。最後の2人寄り添う絵も好い。
余談では、めいっぱい学生を謳歌してますね。主人公の一本気な処が見ていて気持ちいいですね。
水着イベントは良いですね…でも紫乃は水着じゃない…。
■稲生滸
スリーサイズ:B83(C)/W57/H83
・Cute!
CV:波奈束風景さん
代々続く武人の名門、稲生家の跡取り。
宗仁とは幼なじみで、同じ剣術道場で共に汗を流していた。戦争では奮戦するも敗北。
奇跡的に一命は取り留めたが、多くの仲間を失ってしまった。
生き残った武人をまとめる組織「奉刀会」の長として皇国独立のために活動しており、
組織の活動費を補うために秘密のアルバイトもしていた。数年の雌伏を経て、ついに奉刀会決起の機を得る。
血気盛ん、血の気の多い連中を束ね切り込んで行くのではなく、別の道を模索していく。
本編とは違った展開が良いですね。
滸ルートは序盤も序盤なのでどう持っていくか?気になりましたが、なかなか面白い展開でした。
余談では、もう普通の女の子ですね(武人ですけど)
脇が美しいですね。脇線美というやつでしょうか?平時で羽織を脱いでいる処があまり無いので新鮮…平時は洋服がデフォなので。
稲生家の…滸の強さの秘密が遂に明かされたんですが、要するに愛の力ですね。
歌って踊って戦う武闘派アイドルの行方は?
■椎葉古杜音 (しいのは ことね)
スリーサイズ:B89(E)/W59/H86
・Excellent!
CV:小鳥居夕花さん
二千年前から皇家に仕えてきた巫女一族の末裔。
幼少の頃から厳しい修行を積み、巫女としてのお役目に身を捧げている。
その才を認められて最高位の斎巫女に任命され、今は勅神殿で神殿組織を率いることに。
明るく奔放な性格でポジティブ思考。いつも周囲を明るくする。
自身を大人だと言い張るが、好物の前で頬が緩んでしまうなど、まだまだ可愛らしい面も。
斎巫女として日々人々と交流し、輪を取り持っていく。
相変わらず食べるのが大好きな子ですね。古きを壊すのではなく残し新しいものを取り入れていく。
馴染みやすい、受け入れやすいのは古杜音の性格所以でしょうね。
古杜音による五十鈴への逆襲も直ぐに返り討ちに。ん〜嫁姑の言い合いみたいだ…。
古杜音の甘え方が可愛い。
余談では学園生活を満喫してますね。新しいお目付け役?の登場に怯むも、そこは古杜音のホーム。
アウェーのお目付け役に対し、アドバンテージを生かし攻勢に転じる。この2人のやり取りは面白いですね。
■鴇田奏海
スリーサイズ:B74(B)/W52/H76
・Beautiful!
CV:猫村ゆき さん
国民に絶大な人気を誇る“翡翠帝”。
可憐な姿と涼やかな声は敗戦で傷心する国民を癒やしてきた。
先代皇帝の娘とされているが、正体は宗仁の義妹であり、皇家と血の繋がりはない。
その素性は最高機密で、二人が兄妹であることは秘されている。
政治改革を進めるエルザと二人三脚で新たな皇国を作っていくことを誓う。
平時になり、すっかり普通の女の子ですね…相変わらず二足の草鞋を履く状態ですが。
主人公の兄バカも健在。奏海の立ち絵の後ろ姿が色っぽいですね。背中が大きく開いている作りなので。
新しい能力が開花した奏海が凄い?共和国の技術でもなく、皇国の呪術でもない新たな力。
まさかの騒霊使い?へクラスチェンジ…クラスもなにもありませんが。
滸と奏海の関係が良いですね。姉妹と言った感じで。大切な妹、奏海の成長に喜びと、これからを見守る姉、滸といった感じでしょうか。
余談では上手い具合に肩の力が抜けてますね。余分に力が入っておらず、必要な事柄だけに注ぐ。
奏海とってエルザが一番の友達でしょうね。戦時のときから常に顔を合わせ意見を交えた事も大きいかな。
それはエルザに取っても同じでしょう。総督の娘という立場上、心を許すことが出来る友が出来なかったので。
ん〜デートをもう少し長く見たかったですね。
■宮国朱璃 (みやぐに あかり)
スリーサイズ:B85(D)/W57/H84
・Delicious!
CV:遥そら さん
先代皇帝の一人娘であり、最後に残された正統なる帝位継承者。
敗戦時の混乱のなか、宗仁の獅子奮迅の働きもあり、辛うじて敵国の手から逃れた。
戦後は宗仁が通う学院に転校し、天京で皇国を取り戻すための活動を始めた。
皇国が独立を勝ち取ってからは、桃花帝として統治を行う。
かつての国の形にこだわらず次々と改革を進める姿は、皇国民に広く敬愛されている。
本編の朱璃とは打って変わり柔軟に物事を考えられるように。
古杜音からの妙なものを買って後悔から来るアドバイス…。(このルートの古杜音は通販生活に嵌ってそう。)
不器用な主人公の手を取り2人歩いて行く。古杜音も奏海もそうでしたが、朱璃もすんなりと現状を受け入れ
変わりつつある天京を謳歌してますね。そこら辺は武人か武人ではないかというのが大きいのかな。
温故知新。天京、共和国の昔からある事柄を知り、取り入れ、より良い方へと朱璃が皆と舵を切っていく。
真に皇国の帝になった感じですね。
このルートの主人公も情熱的ですね。不器用(変化はありましたが)さが上手い具合に働いている。
最後、ヒロイン唯一の絵が良かったです。
余談では、動物のものまねの朱璃、少しおかしくなる主人公。邪悪なネコ?何処から迷い込んだのか。
世界観を渡って来たのに、何故かペットショップにいるし。
思わぬ処からプランって相手に見つかったり、察知されたりするんですよねぇ。
それでも、ちゃんと歩み寄ってくれる朱璃が好いですね。ん〜もう少し長く見たい。
■最後にいくつか
・シナリオの長さ
大体1キャラ平均で1時間30分〜2時間ぐらいの間かな(あくまで私個人の時間の感じ方なので、ご容赦ください)
飛ばさずに全てしっかり読むと大体こんな感じかと。勿論これよりも短いキャラはいます。(少ないですが)
あと当然ですが、人により読むスピードも違うので上記に全く当てはまらない人もいます。
短くても満足なシナリオや、長めでももう少し先を見たいなぁと思うシナリオも。
シナリオの長さやCG=一枚絵(差分込み)は、ヒロインの人数、あいミスと並行して作った事を考えれば十分なレベルじゃないでしょうか。
それでも、ここに一枚欲しいなぁと思うカ所がいくつかありますが。
シナリオの長さは予想以上にヒロインの数が増えた事も要因かと。
ヒロイン昇格は五十鈴だけかと思いましたが、雪花・千波矢・緋彌之命も昇格していたので。
特に千波矢・緋彌之命はあると思いませんでした。 雪花は可能性は少ないけどあるかも?ぐらい。
・武人の女は子供を産めない。
世にはアンドロイドだったりAIだったり、果ては霊体などを孕ます主人公がいるぐらいだし
ミツルギパワーで孕ます奇跡を起こすぐらい問題ないはず。
・禍魄の動き
大半のヒロインルートにはしこりが残ったままなんですが…何故行動を起こさなかったのか。
動きたくても動けなかったとか。刃こぼれが原因で。
ミツルギと同じ様な存在なのだから刃こぼれと言う解釈もできるかと思います。
(本編とは違う行動をとった結果のもの…少し苦しい解釈のルートもありますが…)
傍には斎巫女もいないし、強さも落ちているので野心を実行できない。
赤備えを身に着け戦場で幾多の戦果を挙げ、敵から恐れられた人物も、
赤備えでなく一般の兵と同じ物を身に着けた時に普通の兵に打ち取られた。という逸話もあるので、
何の変哲もない武人に、手痛い手傷を負わされていたと解釈してもいいんじゃないかなと。
皇国の人間ではなく、共和国の人間でしかも学生の姿をしていた時に致命的(能力行使的に)と言える疵を負わされたとか。
別の解釈として、一応昔から続く皇国の形を潰すことができ、半分は野心を遂げることが出来たので気が紛れたとか。
・「オーガスト」としての完全新作は?
出ると信じたい。というか出してほしいですね。ただ何年先になるか?ですが。
あいミスの方に他の原画家さん、ライターさんが参加してくれれば出る可能性も上がりそうなんですが、
残念ながらそのような動きはありませんね。そうなるとまた3年後とかになるのかなぁ。
塗り、BGMとか…スタッフ自体増やさないとキツイのかも。
なにもないんだよもん